親が嫌いな相談者
特に母親の干渉がひどくて、小さい頃から何でも口出しされて自由がありませんでした。
全肯定心理カウンセラー
藤村高志
相談者
どうすれば、楽になれますか?教えてください。
藤村高志
親が嫌い!親との関係にストレスを感じている人必見です。
まずはこちらの動画をご覧ください。
親嫌いを解決する3ステップ対処法のすべてを約10分の動画で完全解説しています。
「親が嫌い!」大きなデメリットとは?
親を嫌っていると、大きなデメリットが伴います。
その大きなデメリットとは
親を嫌う人は、必ず自分も嫌うことになるということです。
なぜなら、嫌でも子供は親に似てしまうから。
遺伝的にも、性格的にも、思考・行動習慣的にも…。
- 「親みたいになりたくない!」
- 「絶対に親と同じことはしない!」
と固く誓っていたとしても、
- 声がそっくりなことにふと気づく
- 喋り方が似ていることにハッと気づく
- 笑ったときの表情が似ていることに気づく
- 歩き方も後ろ姿も一緒
外見だけならまだしも、
- 短気で、怒りっぽいところ
- めんどくさがりで、いい加減なところ
- 人目を気にして、あれこれ悩むところ
- 気が小さいのに、強がって弱みを見せられないところ
「そっくりだね」と言われるたびに、嫌な気持ちになる…。
「親のようにはなりたくない!」と思っているのに、似ている自分が嫌になります。
つまり、親を嫌っている人は、親のちょっとした言動にイライラし、親と似ている人を見ると毛嫌いし、そして何より、必ず自分を嫌うことになってしまうのです。
自分を嫌っていては、心からの幸せを得ることはできません。
親を嫌う人は、必ず自分を嫌うことになるというリスクがあることを知っておいてください。
親嫌いを解決する3ステップ対処法
親を嫌うことで、自分を嫌いになり、その結果、幸せを感じられない人生を送るのは嫌ですよね。
親嫌いは3つのステップで解決することができます。
どこが嫌いかを明確にする
- 親のどこが嫌いなのか?
- 親のどんな行動が嫌なのか?
を明確にしましょう。
なぜなら、「親が嫌い!」と一言でまとめてしまうと、対処のしようがないからです。
- こんな行動が嫌
- こんな風にされることが嫌
- こんな風に言われることが嫌
そうやって明確にすることで、対処の方法がわかるようになります。
なぜ嫌いになったかという理由を明確にする
親が嫌いになった理由を明確にしましょう。
嫌いになったきっかけが必ずあります。
例えば、僕の場合で言うと、僕は父のことがずっと大嫌いでした。
なんせ、父と一緒に暮らしている時には、
- 洗濯物を一緒に洗ったら、自分で洗い直す
- 大皿料理に父が手を付けたら、気持ち悪くて食べられなくなる
- 父が咳ばらいをしたら、息を止めてその場を立ち去る
まるで、思春期の女子高生状態でした。
小さい頃から、母に「あの人はダメな男だ。不器用だ。優しくない。ひどい男だ」といつも父の愚痴を聞かされていました。
だから僕も、「父はひどい人だ」と思っていました。
母を苦しめる父とは「仲良くしてはいけない。母が嫌がるから」と思い、嫌ってきました。
でも、僕が44歳、父が84歳の時、僕は思い出したのです。
僕は父親に嫌なことをされたことが、一度もないということを。
怒られたり、たたかれたりしたこともない。
小さい頃から、僕のことをとてもかわいがってくれ、いつも尊重してくれていました。
そのことに気づいた瞬間、衝撃的な気づきが起きました。
「ほんまはおとーちゃんが大好きだった!」という事実です。
それに気づいた時、ものすごく動揺し、同時に嬉しくなって号泣したことを、今でもはっきりと覚えています。
それ以降は、父と素直な気持ちで接することができるようになりました。
優しい言葉をかけられるようになり、父のことを心から大切にできるようになりました。
同じ空気も吸うことも触れることも嫌だったのに、手をつないだり、ハぐしたり、おんぶもできるようになりました。
精一杯の親孝行もできるようになって、父が95歳になった今、「もういつ父があの世に行っても後悔しない!」と断言できます。
そして今では、“たかぢんTV”を見るたびに、歳を重ね父とそっくりな自分を、誇らしくも、愛しくも、嬉しくも思えるようになりました。
あなたが、親を嫌いになった理由は何ですか?
違いを明確にする
親は親。自分は自分。
考え方も生き方も違うことをしっかり認識することが大切です。
違いを明確にすることで、心の境界線を引くことができます。
すると、親が「ああしなさい。こうしなさい」と口出ししてきても、
- 「お母さんがそう思うのなら、お母さんはそうしてください」
- 「私はそれは必要ないのでやりません」
- 「私はその方法は嫌だから、私がいいと思う方法でやります」
そう伝えることができるようになります。
小さい頃は、親に養われ育てられているので、親は絶対的な存在でした。
親に言われたことが全てで、親の言うことを聞く必要がありました。
でも、成人し経済的にも精神的にも自立して生きている今、親の言う通りにする必要は全くありません。
親との心の境界線をしっかり引くことができると、今までと同じことを言われても気にならなくなります。
親は親。自分は自分。
違うことは悪いことではありません。
自分の好きなように、やりたいように、自分らしく生きていく。
それが、あなたが幸せになる唯一の方法なのです。
終わりに
親を嫌う人は、必ず自分を嫌うことになります。
自分を嫌っていては、幸せな人生を送ることはできません。
親嫌いを解決する3ステップ対処法は、
- どこが嫌いかを明確にする
- なぜ嫌いになったかという理由を明確にする
- 違いを明確にする
あなたが、親嫌いを解決し、心穏やかで自分らしい自由な人生を送っていくことを心から願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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