夫や親など近い存在であればあるほど、
「なんでわかってくれないの!」と悲しくて腹が立ちます。
藤村高志
どうすれば、わかってもらえるようになりますか?
ご主人に「わかってほしい!」女性必見です。
まずはこちらの動画をご覧ください。
パートナーシップがうまくいく5つの方法のすべてを約13分半の動画で完全解説しています。
目次
夫婦喧嘩は“信頼の証”
実はうちも、夫婦仲がよさそうに見えて、3日に1回のペースで喧嘩します。
僕は、外では心が広そうに見えるみたいですが、家ではよく怒ったり、拗ねたりします。
- 妻に否定されたと感じたら、すぐに怒る
- 妻が自分の考えに賛成してくれないと、すぐに拗ねる
- 極めつけは、妻が同じテンションで喜んでくれないと、すぐにテンションが下がり、不機嫌になる
でも、1つだけ弁解しておきます。
僕が、拗ねたり怒ったりできるのは、妻に対してだけです!
姉にも、両親にも、周りの人にも、いつも優しくて大きな心を持った男なんです。
ちっちゃい男でいられるのは、妻を信頼しているから。
信頼している人だからこそ、怒ったり、拗ねたりすることができる
ということです。
心の奥のどこかで、「どんな自分も受け入れてもらえる」と信じているのです。
他の人には出さないような甘えが出てしまうのです。
妻にとっては、まったく迷惑な話ですが…。
だから、「わがままになれる」のは、いいこと、“信頼の証”なんです。
夫婦はみんな、そういうものなんです。
「すぐに怒る自分はダメだ」と、自分を責める必要はありません。
パートナーシップがうまくいく5つの方法
とはいうものの、「仲良くできない」「わかってもらえない」のは辛いですよね。
ちょっとした工夫で、穏やかであたたかい関係を築くことはできます。
3日に1回喧嘩する心理カウンセラーたかぢん夫婦の仲良しの秘訣についてお伝えします。
「わかってもらう」とは相手のどんな行動かを知る
あなたは、相手がどんな行動をしてくれたら、「私のことをわかってくれた」と感じますか?
- 相手に何て言ってほしいのか?
- 相手にどんなことをしてほしいのか?
もし、自分がそのことをわかっていなければ、相手に要求することができないので、ずっと「わかってもらえない」ことになります。
あなたが失敗して落ち込み、パートナーに相談した時、
「私の気持ちをわかってほしい」と伝えると、おそらく「わかってるよ」と言われるでしょう。
「ううん。わかってないよ」と言っても、「わかってるよ」と返ってくるでしょう。
「私のことをわかってくれた」と感じられる行動とは
- そうなんだね
- それは嫌だったね
- それは大変だったね
- それはつらかったね
こう言って共感してもらえると、「わかってくれた」と感じます。
自分にとって「わかってもらう」とは、相手のどんな行動なのかを知っておくことがとても大切です。
相手にわかりやすく行動要求を伝える
どんな行動をしてほしいかがわかったら、それを相手にわかりやすく伝え、具体的にお願いしましょう。
- 「『それはつらかったね』って言ってほしい」
- 「背中をさすってほしい」
- 「『頑張ってるね』って頭をなででほしい」
- 「話をただ聞いてほしい。アドバイスはいらない」
してほしい行動は、人それぞれ違います。
なので、「言わなくてもわかる」ことはありません。
具体的にわかりやすく伝えることが大切です。
相手がその行動をしてくれたら、「わかってもらえた」と感じることができます。
心のソーシャルディスタンスを保つ
心のソーシャルディスタンスを保つことが大切です。
言い換えると、自分と相手の違いを知ることです。
例えば、
「『そうか。それは嫌だったね』って言ってほしい」と具体的に伝えても、
男性の場合は、「そう言って何になるんだ。何も解決しないじゃないか」と思う傾向があります。
「友達にこんなことを言われて嫌だった」と話したら、
- 「『嫌だった』と言っていても始まらない」
- 「ちゃんと対処したらいい」
- 「そもそも、嫌だったら付き合わなければいい」
などと、言われるかもしれません。
なぜなら、男性は「対処法を伝えて、状況をよくしてあげよう。解決してあげよう」と考える傾向が強いからです。
反対に、女性は「ただ気持ちをわかってほしい」と望みます。
男性が「解決しよう」と張りきれば張りきるほど、女性は「全然わかってくれない」と感じ、すれ違いが生じてしまいます。
相手も一生懸命やってあげようとするのだけれど、
それは自分が望むものではないので、いつまでたっても「わかってもらえない」ことになってしまうのです。
どんなに近い存在であっても、感じ方も、考え方も、趣味も、嗜好も、生き方も違います。
具体的な行動を要求をしても、それが叶わない場合は、心のソーシャルディスタンスを保ち、距離を置くことが必要です。
行動要求しても叶わない相手に対して、要求し続けても叶うことはありません。
ずっと「わかってもらえない」という気持ちを持ち続けることになってしまいます。
わかってくれる人を探す
- 自分の気持ちを「そうなんだね」を受けとめてくれる人
- 話を最後まで聞いてくれる人
- お願いしたら叶えてくれる人
を見つけましょう。
そういう存在の人が一人でもいれば、「わかってもらえた」と感じ、心は安定します。
ただ、なかなか周りにはいないという人もいるでしょう。
そのような場合は、全肯定®の場に参加してみてください。
- 自分の話を最後まで聞いてもらう
- 気持ちをそのまま受けとめてもらう
- 気持ちを丸ごとわかってもらう
という体験ができます。大変おすすめです。
自分の弱点を知る
自分の弱点を知っておくことが大切です。
僕の場合は、妻に軽く扱われたと感じた時に大きく反応して怒ります。
例えば、
- 頼んだことを後回しにされる
- そっけない態度を取られる
- 雑な対応をされる
これには理由があります。
僕が子供の頃、両親はいつも喧嘩ばかりしていました。
母が父のことをいつも軽く扱い、 父を怒らせてばかりいました。
僕はいつもヒヤヒヤ、ビクビクしていて、家の中はいつも緊張状態でした。
母に対して、
- お父ちゃんをもっと大事にしてほしい
- お父ちゃんは真面目で頑張る人なのに、お母ちゃんが粗末に扱うからダメなんだ
という気持ちが強く残っています。
当時の怒りやジレンマやモヤモヤが心に残っているので、同じような場面に遭遇した時(妻が僕を大事にしていないと感じた時)、その怒りを妻にぶつけてしまうのです。
これを心理学で「投影」といいます。
これは僕の弱点です。
弱点を知った上で、「ここだけは受けとめてね」と妻にお願いしています。
- わかってもらえない
- 受けとめてもらえない
という思いは、自分の親に対する気持ちを投影している場合がとても多いです。
自分の弱点を知り、「ここは受けとめてほしい」と伝えておくと、
- わかってもらえた
- 受けとめてもらえた
という感覚が深まり、信頼関係がより築かれていきます。
それでもうまくいかない場合は、カウンセリングを受けて心の傷を癒し、気持ちを消化することをおすすめします。
終わりに
自分にとって近い存在の人に対しては、信頼しているからこそ、怒ったり、拗ねたりしやすいです。
「どんな自分も受け入れてもらえる」と心のどこかで信じているから、甘えが出るのです。
そういうものなので、「すぐに怒る自分はダメだ」と、自分を責める必要はありません。
パートナーシップがうまくいく5つの方法は、
- 「わかってもらう」とは相手のどんな行動かを知る
- 相手にわかりやすく行動要求を伝える
- 心のソーシャルディスタンスを保つ
- わかってくれる人を探す
- 自分の弱点を知る
あなたが、夫婦仲良く、喧嘩をしないで楽しく過ごせることを心から願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
姉妹サイトにも同じ記事をアップしています。
コメント
COMMENT