こんな、ご相談をいただきました。
↓
夫は外ですごく頑張っている分、家ではいつもトゲトゲして不機嫌で、私と子どもにきつく当たります。
思い返せば、結婚前の夫は私にはとても優しかったけど、自分の母親にはすごく冷たかった。
家族になったら、今度は私がその冷たい扱いを受けるようになったと感じています。
私はこのまま、我慢するしかないんでしょうか?
・・。
おー・・。
家の中が、ピリピリしとる。
夫が帰ってきたら、空気が変わる。
めっちゃ、しんどいよなぁ。
息が、詰まるよね。
今日は、そんな・・。
夫の不機嫌に、毎日ザワザワしとる人のための記事です。
先に言います。我慢せんでええ
我慢するしか、ないんか。
そんなこと、ないです。
ただ、いきなり「夫と話し合いましょう」いうても、できんよね。
顔を見るのもしんどいのに、話し合いなんか、無理じゃ。
なので、まず、いちばん簡単にできることから。
いちばん簡単な方法「対岸の火事法則」
対岸の火事を見るような気持ちで、旦那さんを見る。
これだけです。
妻は横で「ちょっと何言ってるか分からない」と言いました(笑)。
ほうよね。説明します。
旦那さんが不機嫌になると、「何か、とばっちりが来るんじゃないか」「火の粉が飛んでくるんじゃないか」と思う。
ほいで、自分もソワソワする。
じゃけー、その間に、川を一本、置くつもりで。
イメージの問題なんじゃけどね。
川の向こうで、火事が起こっとる。
「何か、会社で嫌なことでもあったんかな?」
そんな感じで、こっち岸から見てみる。
あいだに川があるから、火は、こっちに移ってこん。
その安心感があると、圧迫感が消えて、ピリピリ感が、少しだけ和らぐんです。
直接、攻撃されとるんじゃないなら、これは、とても効きます。

川の向こうから、よう見てみる
もう一歩、進めるなら。
その対岸から、旦那さんを、よう見てみる。
旦那さんがこっちを見てない時に、
「この人は、なんでこんなに不機嫌なんかな」
「何に対して、ピリピリしとるんかな」
じっくり見とると、相手のことが分かってくる。
「ああ、今日、会社で何か嫌なことがあったんかな」
「ミスしたんかな」
そう思えると、こっちも、冷静になれるんです。
・・。
妻が言いました。
「嫌だなって思うと、顔も見たくなくなるからね。目も合わさないみたいな」
そうなんよ。
でもな、よう分からんことほど、怖さは大きくなるんです。
見んようにするほど、夫の存在が大きく、怖くなっていく。
じゃけー、川の向こうから、よう見てみる。
男にとって、家は「くつろぐ場所」
ここで、ひとつだけ、知っておいてほしいことがあります。
僕も男なんで、よう分かります。
男にとって家は、はっきり言うて、くつろぐ場所なんよ。
会社では、色々気を遣う。
上司に気を遣って、お客さんに気を遣って、部下に気を遣って。
だから、外では「いい人」なんです。
要するに、家に帰ったら、素になる。
必要のないことは、しゃべらん。
愛想も、振りまかん。
こもる感じ。ぼーっとする感じ。
それが、奥さんから見たら「冷たい」と感じるし、「全く家族サービスしてくれない」ってなるよね。
・・。
でもな。
「家に帰ったら、この人、くつろいどるんじゃな」
それがちょっと頭にあると、見え方が変わるんです。
「私に向かって、不機嫌なんだ」と思うと、ザワザワする。
でも、
「今、くつろいでるんだな。全く気を遣わない状態で、無防備になってるんだな」
そう見えると、ちょっと気分が変わってくる。

「でも、結婚前は優しかったのに」
ここまで話したら、妻が言いました。
「そうだったのか、とは思うけど・・。」
「結婚前は優しかったんだよ。だからこそ、そういう優しさを求めてしまうよね」
・・。
そうよなぁ。
そう思うよね。
結婚前は「外の人」じゃったんです。
それが、本当に家族=「中の人」になってしまったら、まったく気を遣わんようになった。
こっちとしては、「変わってしまいましたね」って感じよね。
じゃけー、次です。
肝心なところだけは、ちゃんと伝える
家に帰ったら、オフになっとる。それは分かった。
けど、そこで黙って我慢せんと、ちゃんと伝えてええんです。
「あなたね、一番大事なことは何?」
「私たちは今から先、20年も30年も一緒に過ごすのよ」
「あなたにとって、一番大事なのは誰?」
「家に帰ってきた時に、家の中が平和じゃないと、幸せじゃないよね」
ほいで、すごく大事なことは、具体的に伝えるということ。
「大事にして」「優しくして」だけだと、夫は何をしていいか分かりません。
たとえば、
「私が話しているときは、私の方を向いて話を聞いて」
「疲れてるのは分かるけど、私と話している時は、スマホを置いてこっちを見て」
「せめて私が何か言った時には、うんうん、って相づちを打って」
そういう、具体的なお願いをする。
「くつろいでいるのは分かるけど、肝心なところだけは、しっかり配慮してね」
お互いを、大事にすることが、大切なんです。
四六時中、優しくして、とは言わん。
でも、お互い配慮して、大事にし合うということが、とても重要です。
親しき仲にも、礼儀あり。
男性から言うたら、一番大事なのは、奥さんですよ。
女性から言うたら、旦那さん。
子どもは巣立って、いずれ、おらんようになるんですから。
・・。
男はな、そういうことを、全然考えとらんのです。
家に帰ったら、寝れる。だらっとできる。
それしか、頭にない。
じゃけー、そこは、ちゃんと言葉にして伝える。
諦めるのは、簡単なんよ。
諦めずに、ちゃんと、しっかり対話することが、大事。
それでも聞いてくれないときの「切り札」
「それを言っても、やってくれない」
そういう場合も、あるよね。
そのときは、最後の切り札。
「そんなに大事にしてもらえんのなら、出ていくよ」
ある程度の別居期間を作るとか、実家に帰るとか。
そうやって、危機感を感じさせる。
これはね、年を重ねれば重ねるほど、効きます。
30代、40代、50代、60代となっていって、家から奥さんがおらんようになったら、男はもう真っ青ですから。
「離婚した方がいい」と言っているわけではないんです。
あなたが夫と対等に関われるようにするための、交渉の切り札。
「怒らしたらやばい」「出ていかれる」
そう思わせる。
そうすると夫は、肝心なところだけは、ちゃんとやってくれるようになる。
いずれにしても、夫婦関係は作っていくもの、築き上げていくものなんです。
ただ男性は、関係が築けなくても、わりと平気なんです。
なぜなら、家は完全オフになる場所だから。
女性は話をしたり、配慮をしたり、コミュニケーションがとても大事。
じゃけー、女性の側から、コミュニケーションを取っていくことが、すごく大事なんです。
ひとつ、朗報を
ひとつ、朗報をお伝えしておきます。
僕がサラリーマン時代、同僚と盛り上がった話。
定年退職間際の上司とか、先輩とか、50代を過ぎた人たちと話すと、
「奥さんが、自分が定年退職になった瞬間に『私も定年退職させてください』って、家を出て行った」
という話で、けっこう持ちきりになっとったんです。
「そうなったら、俺、どうしようか。マジで」
みんな、それを、すごく恐れとる。
50歳、60歳になって一人にされたら、男は何もできんのです。
じゃけー、男とはそういうものだと頭のどこかに置いておいて、しっかり交渉したらええよ。
あなたのこと、応援しています。
「私の場合は?」と思ったら
「肝心なところだけは、ちゃんと伝えて」
・・って言われても、な。
何年も、夫の顔色を見ながら暮らしてきた人が、今日から急に「あなたね」なんて、言えるもんじゃない。
そうよね。
言えんのには、言えん理由があるんじゃけーね。
それでもな。
妻が、最後に言いました。
「旦那さんと家族として今後も暮らしていきたいんだったら、自分が心地よい関係を、自分で行動して変えていかないと、手に入んないよね」
「冷たい、ひどい、終わり、ってなっちゃうと、もう諦めるしかない、ってなってしまうから」
「そしたら最悪じゃん。自分のこれからの人生、いつも家がピリついてるなんて」
・・。
ほんまに、そうなんよ。
自分の場合は、どこから始めたらええんか。
何を、どう伝えたらええんか。
ひとりで考えても、分からんときがあります。
そういうときは、30分の無料相談をやっています。
「私の場合は、どうなんでしょう」を、直接聞いてください。
・・。
夫がどうであれ。
あなたの家が、あなたにとっても、ほっとできる場所になっていくことを、こころから、願っています。


