【夫が嫌い】話しかけられるだけでイライラする。この先、どうしたらいい?

こんな、ご相談をいただきました。

↓

結婚して18年。昔は好きだった夫のことが、最近は嫌いで仕方ありません。

話しかけられるだけでイライラするし、同じ部屋にいるだけでしんどい。

なるべく関わりたくないと思ってしまいます。

子どもが巣立ったら、夫と2人きりの毎日になると思うと、今から気が重いです。

この先、私はどうしたらいいのでしょうか?

・・。

そうよなぁ。

同じ部屋におるだけで、しんどい。

この先、何十年もこれが続くと思うと・・、気が重くなるよね。

今日は、そんな・・。

夫のことが、嫌いになってしまった人のための記事です。

先に、ひとつだけ。「別れる覚悟」を持っておく

一緒におるだけで嫌なら、もう別れるしかない。

・・そんなわけ、ないです。

それじゃ、何の解決にもならんよね。

ただ、大事なことがひとつあります。

別れる覚悟を、持っておくこと。

離婚しなさい、ということじゃないんです。

一緒におるのが嫌なのに、ずっと一緒におる。

それは、ただ我慢し続けるだけになるじゃないですか。

じゃけー、

「もし別れたら、こういう生活をしよう」

「どこに住んで、どんな仕事をして、いくらで暮らそう」

ある程度、目安をつけて、覚悟しておく。

なんで、これが大事か。

それが、あなたの「切り札」になるからです。

夫婦がうまくいかんのは、たいてい「交渉」がうまくいっとらんから。

こうしてほしい、と言っても応えてくれん。

頭ごなしに「ダメ」と言われる。

そういうことが重なって、嫌になって、嫌いになる。

切り札を持っとると、夫と対等に話ができるようになるんです。

「夫が嫌い」を、「夫の何が嫌か」に言い換える

このご相談を読んで、妻が言いました。

「でも、伝えたのに聞いてもらえなかった、とは書いてないよね」

ほうなんよ。

じゃけー、まずは、しっかり伝えること。

その前に、ひとつやってほしいことがあります。

「夫が嫌い」じゃなくて、「夫の、どんな行動が嫌なのか」を、自分で分かっておく。

もともとは、好きで結婚したんよね。

この人となら一緒におってもええ、と思ったから結婚した。

なのに、嫌いになった。

ということは、長い年月をかけて、嫌な行動が積み重なってきたんです。

「あの人が嫌い」のままだと、何を伝えたらええか、分からん。

「何が嫌か」が分かると、伝えることが、はっきりする。

落とし穴「夫婦天敵の法則」

ここで、ひとつ、落とし穴があります。

もともと好きだったところが、嫌いになる。

僕はこれを、「夫婦天敵の法則」と呼んどります。

人を好きになるときって、自分にないものを持っとる人に惹かれることが多いんです。

憧れとか、尊敬とか。

たとえば、自分が細かいことが気になる、ちょっと神経質なタイプだとする。

そしたら、大らかで、「何でもええよ」っていう人に惹かれる。

ちょっといい加減な人。

・・僕みたいな。

ほいで、結婚して、毎日一緒に暮らしよったら・・。

「ちゃんとしてよ」

「そのガサツさが嫌なんですけど」

ってなる。

無神経。気遣いがない。

物を片付けん。予定を立てん。

そこに、イライラし始めるんよね。

・・。

でもな。

相手は、最初から、何も変わってないんです。

最初は、自分と違うところを「いいな」と思って惹かれたのに。

長い時間が過ぎると、自分と違うところが、嫌になる。

これが、一番の落とし穴なんです。

「同じにしよう」とするから、腹が立つ

自分と違うから、腹が立つ。

いちいち目くじらを立てる。

そうすると、相手も反発してきて、ケンカになる。

ここで、「ちょっと待てよ」と。

最初は好きだったはずなのに、今は嫌い。

それは、相手を自分と同じにしようとしとること自体が、ずれとるんです。

同じになんか、なるわけないよね。

家族になればなるほど、「同じであってほしい」と思いがちなんよ。

同じものを見て、同じように感じて。

同じものを食べて、一緒に感動して。

・・そんなこと、ありえんから。

じゃけー、そこはしっかり切り離して考える。

ほいで、違うところを、活かすことを考える。

もともと、あなたが求めとったのは、

細かいことに困ったときに、「大丈夫よ」「しゃーないよ」って言うてくれる、その大らかさで安心することだったんじゃないかな。

イラッとしたときに、

「あ、そうだった。ここに惹かれたんだった」

って、思い出すだけでええ。

それだけで、わけの分からんイライラが、少しずつ消えていくと思います。

何が嫌か分かったら、具体的に伝える

何が嫌なのかが、はっきりしたら。

それを、しっかり伝える。

たとえば、話を聞いてくれん、と思うなら、

「私が話すときは、スマホを見ながらじゃなくて、ちゃんとこっちを見て聞いて」

意見が違うときは、

「お互いに話をして、妥協点を見つけて、二人とも納得する形でやろう」

一緒に生活していくんだから、違いがあるのは前提。

そのうえで、しっかり話し合う。

それでも聞いてくれんときの「切り札」

それでも、「そんなん知るか」ってなったら。

そこで、さっきの切り札です。

「そうですか。この先20年、30年、そんな生活をするのは、私は嫌です」

「じゃあもう、離婚させてください。財産、半分ください」

そう言うて、話をする。

そしたら、夫もね、

「いや、ちょっと待ってよ」ってなる。

60歳にもなって、ひとりにされたら・・、男にとっては大ごとなんですよ。

そうなって初めて、夫が自分の態度を変えて、

「仲良くやっていこうや」と、お互いに歩み寄っていく。

そういうことが、あるんです。

夫婦は、交渉なんです。

開き直るのも、ひとつの答え

逆に言うたら、切り札がないから、言いなりになる。

離婚したら、収入がなくなる。

働かんといけん。

いろいろ考えたら大変そうで、「嫌だけど、まあいいか」ってなる。

・・それも、ようわかります。

でもな。

それを分かったうえで、

「経済的なところは、夫に頼ろう。嫌だけど、それでいい」

って、自分で決めて開き直れたら、それだけで、今とは状態が違うんです。

自分の中で、優先順位をはっきりさせておく。

妥協できるところと、納得できるところを、整理する。

そうすると、嫌さ加減が、減ってくるんです。

夫婦は「チーム」

違うものに惹かれるのは、進化の法則なんです。

一人じゃできんことが、二人ならできるようになる。

じゃけー、人は、自分と違う人とチームを作ろうとする。

会社でもそうよね。

経理が得意な人がおって、営業が得意な人がおって、システムが得意な人がおる。

全体がチームとして動いたときに、今まで以上の力が出る。

夫婦も、同じです。

ここまで話したら、妻が言いました。

「なんか分かったわ。旦那ムカつく、じゃなくて、この人をこのチームでどこに活かそうかしら、みたいな」

「私の苦手なことは、やっておいて、って思うと、全然腹が立たないかも」

そうなんよ。

自分がハンドリングしとる、と思えたら、ものすごく楽になる。

ほいで、妻が続けました。

「それでも機能しない人は・・、残念ながらチーム外?」

・・。

妻の目が、ちょっと輝いとりました。

やばいよ、僕。

「私の場合は?」と思ったら

「チームと思えばええ」

・・って言われても、な。

何年も「嫌だ」と思いながら暮らしてきた人が、今日から急に、そう思えるもんじゃない。

そうよね。

思えんのには、思えん理由があるんじゃけーね。

それでもな。

この先、20年、30年、ずっと一緒におる人なんです。

ずっと嫌なままだったら、それは、ある意味、生き地獄になる。

じゃけー、そこは、あなたが自分で決めてええ。

別れる覚悟を持つのか。

開き直るのか。

チームとして、どう活かすのか。

自分の場合は、何から始めたらええんか。

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・・。

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全肯定カウンセラー藤村 高志

全肯定カウンセラー藤村 高志

㈱スマイルプロデュース代表取締役
1965年山口県生まれ、大阪在住

考えすぎ・イライラ・人に振り回されて疲れた方の相談を17年。
のべ1万人。著書『まずは、自分をまるっと肯定しよう』(朝日新聞出版)

質問力・心理学・脳科学をもとにした心理カウンセリング、講座、
心理カウンセラーの育成を行う。

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