環境の変化に弱い相談者
新しい環境になかなか慣れなくて、不安と緊張が続いています。
全肯定心理カウンセラー
藤村高志
慣れない環境では、緊張したり、ストレスを感じたりするものです。
相談者
頑張ろうと思うのに、心身がついていかず、戸惑っています。
藤村高志
環境の変化やストレスに弱い方必見です。
まずはこちらの動画をご覧ください。
適応障害を克服する2つの対処法のすべてを約10分半の動画で完全解説しています。
目次
適応障害とは
新しい環境や人間関係で、大きなストレスを感じたり、ストレスが解消されないままストレスに満ちた生活が続くと、感情面や行動面にさまざまな症状があらわれます。
適応障害の原因
ストレスは、嫌なことや辛いことだけではなく、進学・就職・結婚・出産など喜ばしいと思われることでも引き起こされます。
生活上の変化や出来事が、大きなストレスになるのです。
- 何をストレスに感じるのか
- ストレスにどのように対応するのか
- ストレスにどれくらい耐えられるのか
人それぞれ違うので、他の人にとってはストレスでなくても、自分にとっては大きなストレスになることがあります。
適応障害の症状
適応障害は、環境の変化やストレスとわかる要因があってから、3カ月以内に起きる症状です。
【感情面】
- 気分の落ち込み
- 意欲低下
- 抑うつ気分
- 不安やイライラ
- 焦燥感や緊張感
【身体面】
- 不眠
- 食欲不振
- 胃痛や腹痛
- 耳鳴りやめまい
- 頭痛や発熱
人によって、さまざまな症状があらわれます。
適応障害を克服する2つの対処法
新しい環境では、わからないことがいっぱいです。
- 誰が誰だかわからない
- 人の名前も顔もわからない
- 建物内の場所がわからない
- 物の置き場所がわからない
- 機器の操作法がわからない
- 仕事のやり方がわからない
それなのに、
- ちゃんとやらないといけない
- うまくやらないといけない
- いっぱいやらないといけない
- 全部覚えないといけない
ひとりで抱え込んで背負ってしまうと、途端に苦しくなります。
そうならないために、あなたができる2つの対処法をお伝えします。
わからないことを聞ける人を探す
まず最初に、わからないことを聞ける人を探しましょう。
先輩や、自分よりよく知っている人で、教え上手、教え好きな人を見つけましょう。
初めてのことはわからないのが当たり前。
あなたが悪いわけではありません。
入って半年から1年くらいは、「わからないことはとにかく聞く!」と決めておきます。
そうすると、「自分でなんとかしなければいけない」というプレッシャーが消え、ストレスは一気に下がります。
もしかしたら、
- 「こんなささいなことを聞いたら迷惑かな」
- 「何回も質問したら嫌がられるかな」
- 「忙しそうだから邪魔したら悪いな」
- 「わからない自分がダメだから聞きづらい」
と思うかもしれません。
でも、教え好きな人は、頼られたら嬉しいものです。
質問されたら、どんどん教えてあげようと思うものです。
むしろ、何でも聞いてくる後輩を「頑張っているな。もっといろいろサポートしてあげよう」と思うのではないでしょうか。
「わからないことは聞く!」と決めるだけで、ストレスはグッと減少します。
共通点を探す
次に大切なことは、横のつながり、人間関係を築くことです。
友達を作る方法は、ズバリ!共通点を探すこと。
- 出身地
- 住んでいるところ
- 好きなスポーツ
- 趣味
- 子供の話
共通点があれば、話がはずみ盛り上がります。
いろいろ話せば、仲良くなって友達になれます。
“共通点を探して話をする”
この対処法を頭に入れておけば、新しい環境でもラクに人間関係を築くことができます。
この2つの対処法を実践すれば、新しい環境に馴染むことができます。
ストレスがなくなるので、適応障害になることはありません。
子供の引きこもり・不登校の未然防止
子供も大人と同様、環境の変化に大きなストレスを感じます。
- 新学期に新しい学校、新しいクラス、新しい担任に変わった時
- 引っ越し、転校等で大きく環境が変化した時
子供も新しい環境に馴染もうと頑張ったり、緊張したりします。
緊張やストレスを上手く表現できずに戸惑うこともあるでしょう。
そんな時は、
- 「わからないことがあったら、教えてくれる人を見つけたらいいよ」
- 「友達を作る時は、共通点を見つけて話したらいいよ」
と教えてあげてください。
そうすれば、子供は安心して新しい環境に入っていけるでしょう。
教えてくれる人や友達ができれば、新しい環境に馴染んでいけるでしょう。
終わりに
新しい環境や人間関係で、大きなストレスを感じたり、ストレスが解消されないままストレスに満ちた生活が続くと、感情面や行動面にさまざまな症状があらわれます。
環境の変化に弱い人が、適応障害を克服する2つの対処法は、
- ひとりで抱え込まない!そのために、わからないことを聞ける人を探す
- ひとりで孤立しない!そのために、共通点を探して友達を作る
あなたが、新しい環境にラクに慣れて、心穏やかに安心して過ごせることを心から願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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