どんな状態になると、うつ病と診断されるのですか?
うつ病になりやすい人の特徴があれば教えてください。
藤村高志
うつ病になりやすい人の特徴、うつ病と診断された時の心構えについて解説します。
うつ病かもしれないと心配な方、うつ病について知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
うつ病のネガティブなイメージ
うつ病になりやすい人の特徴は何だと思いますか?
- メンタルが弱い
- 何でも悲観的に考える
- 細かいことを気にしすぎる
うつ病に対してどんなイメージがありますか?
- 「あの人、うつ病になったらしいよ」と、コソコソ噂話をする。
- うつ病の人にどう接していいのかわからなくて戸惑う。
何となく、「うつ病になるのはダメなこと」と思っていませんか?
うつ病に対して、ネガティブなイメージを持っている人は多いです。
だから、もし自分がうつ病と診断されたら、
ほとんどの人が、「自分がダメだから。自分が悪いから」と思うのです。
自分がうつ病であることは、恥ずかしいこと。
隠さなければいけないと思ってしまうのです。
そして、
- 自分でどうにかしよう
- 人に迷惑をかけてはいけない
- 人前では元気にちゃんとやろう
とします。
そうやって、どんどん自分で自分を追い込み、うつ病の症状がさらにひどくなってしまうのです。
動画でも解説しています。ぜひご覧ください。
うつ病になりやすい人の特徴
うつ病になりやすい人の特徴は、
- 何でも完璧にやろうとする完璧主義者
- 自分でやり遂げようとする責任感の強い人
- 色々なことをコツコツ頑張る人
- 仕事熱心な人
- 几帳面な人
つまり、うつ病は頑張り屋・努力家の勲章です。
素晴らしいことです。
そういう風に捉えることが、とても大切です。
ほとんどの人が 、自分のメンタルが弱いからうつ病と診断されてしまったと捉えるけれど、そうではありません。
あなたの素晴らしい頑張りと努力の結果なのです。
だから、うつ病は恥ずかしいことではありません。
自分が弱いからなるのではありません。
そう思うと、うつ病は隠すことではなく、
「頑張りと努力の結果、勲章だ」と堂々とできると思いませんか?
うつ病と診断されたら
以上のことから、うつ病と診断されたら
- 頑張りすぎていたんだな
- 一生懸命やっていたからだな
- 努力したからだな
と思ってください。
そして、自分一人でどうにかしようと、さらに自分を追い込むのではなく、
- 周りの人に相談する
- 周りの人を頼る
そうやっていくと、必ずよい方向に向かっていきます。
うつ病は必ず改善する
心療内科に何年も通い、薬を飲み続け、なかなか症状が良くならないケースもあります。
お医者さんは、うつ病の症状を診て症状を抑えるための薬を処方する専門家なので、
うつ病の根本原因が解消されないままだと、症状が続くことになります。
うつ病の根本的な改善には、心理カウンセリングが有効です。
うつ病の症状解消のための4つのポイントがあります。
- うつ病について知る
- 原因を知る
- 対処法を知る
- 適切に対処する
そうすれば、うつ病の症状は必ず改善します。
これまで4000人のカウンセリング経験から、うつ病が良くなった方はたくさんいらっしゃいます。
終わりに
・うつ病は、弱いから、ダメだからなるのではない。
・うつ病は、頑張り屋・努力家の勲章。
・うつ病は隠すことではないので、周りの人に相談する。
・うつ病について知り、原因と対処法を知り、適切に対処すれば、うつ病は必ず改善する。
関連記事としてこちらがあります。
うつ病になるまでの症状【3段階】
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
分かりやすくご説明いただき、ありがとうございます。
なんだか前向きな気持ちになれそうです!
ところで、軽いうつ、とかあると思うのですが、うつの定義というのはあるのでしょうか?
前向きな気持ちになれそうと言っていただき、嬉しく思います。
うつ病は気分障害の一つで、診断は症状に基づいて下されます。
一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった精神症状とともに、
眠れない、食欲がない、疲れやすいといった身体症状が現れ、
日常生活に大きな支障が生じている場合、うつ病の可能性があると言えます。
うつ病になるまでの症状【3段階】については、よろしければこちらの記事をご参照ください。
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