人のちょっとした言葉に深く考え込んでしまい、
そのことで頭がいっぱいになり苦しいです。
すぐに落ち込む性格を直して、メンタルが強くなりたいです。
藤村高志
「そんな自分を変えたい」と悩んでいる方は多いです。
メンタルを強くしたいと思って
- 嫌なことから逃げない
- 前向きに考える
- 終わったことをクヨクヨ考えない
そう自分に言い聞かせていますが、うまくいきません。
残念ながら、なかなかうまくいきません。
今回の記事では、別の視点からメンタルが強くなる5つのポイントを解説します。
まずはこちらの動画をご覧ください。
5つのポイントのすべてを12分の動画で完全解説しています。
メンタルが強くなる5つのポイント
メンタルを強くするための大前提として
強固になろうとしない!柳になろうとすることが重要です。
老子の思想に「柔よく剛を制す」という言葉があります。
柔軟性のあるものが、そのしなやかさによって、
かえって剛強なものを制することができるという意味です。
特に女性は、柔軟に対応できるしなやかさを持つことが大切です。
柳のようにしなやかに強くなるには、5つのポイントがあります。
信念や目的を持つ
まずは、自分の信念、目的、価値観をしっかり持つことです。
多くの人が、富士山の頂上を見て、
「あの頂上に行く」と目的を持つのですが、
- あんな所までどうやって行けばいいのかわからない
- やっぱり私にはできない
自分の信念がないので、途中で諦めてしまいます。
目の前の階段を一歩ずつ進んでいくだけだと思うと、
心が折れることなく進むことができるので、
結果としてメンタルは強くなります。
僕は、カウンセラーとして起業後、3年間無収入の時代がありました。
その話をすると「よく3年も耐えられたね」と言われます。
確かに、不安、心配もありました。うつになったこともあります。
それでも、何とかその状態を乗り越えられたのは、
僕の中に、強い信念と目的があったからです。
- 今は焦っても意味がない
- とにかく目の前のことをやる
それは、
- ブログを書いて発信すること
- カウンセリングの技術を磨くこと
これだけをやっていけば、
必ずめざす目的地に辿り着けるという強い信念を持っていました。
戦わない
人から否定や批判をされた時、
正しい、正しくないで判断しないことです。
それは、相手と戦わないということでもあります。
価値観が違うので、戦っても意味がないのです。
- 私のやり方とは違うんだね
- あなたはそう思うんだね
- あなたはそう思うかもしれないけど、私はこう思う
と考えましょう。
あなたが間違っているわけでも、
あなたが悪いわけでもありません。
しかし、ほとんどの人は、否定されると
- 自分が悪いからだ
- 私が間違っているからだ
- ちゃんとできていないからだ
と思い始めます。
相手にわかってほしくて、自分の言い分をくり返します。
相手と戦うことになり、ストレスがかかります。
その結果、
- わかってもらえなくて傷つく
- やる気を失う
- それが続くと、心が折れてしまう
ということになるのです。
僕は、カウンセラーとして起業直後、
42歳で実家に戻り、3年間無収入の時代がありました。
父から
「お前は仕事にも行かんで、家でブラブラして情けない」
「42にもなって、恥ずかしくないのか」
「近所の人にどう思われるか」
と、ことあるごとに言われていました。
でも、僕はその時、父と戦いませんでした。
父は、毎日会社に行くことが仕事だと思っているかもしれないけれど、
僕の仕事は、
- 毎日ブログを書くこと
- カウンセリングの練習をすること
- そして、3年後にはカウンセラーとしてうまくいっている!
そう信じて、コツコツ頑張り続けました。
5年後、出版した時に、
父は「お前は立派だ」と言ってくれました。
反省しない!改善に意識を向ける
反省とは、自分がした行動や発言を振り返り何らかの評価を下すこと。
自分の言動を振り返った後は、改善することに意識を向けましょう。
- では、次はどうしようか
- 次はこうしてみよう
- これを試してみよう
未来に目を向けると、今後やるべきことがわかり、
行動するだけなので、悩むことがなくなりストレスもなくなります。
誰でも、間違えたりミスしたりするものです。
ほとんどの人が、
- あれが悪かった
- こうしたのがいけなかった
- やっぱり自分はダメなんだ
ミスを思い返して反省ばかりしています。
しかし、いつまでも過去を悔やんで、反省を続けていると、
自分で自分を追い込み、ストレスがかかり、
心が萎えて、折れてしまいます。
長く反省せず、改善に意識を向けましょう。
開き直る
やったことがないこと、経験が少ないことは
わからなくて当たり前と開き直りましょう。
開き直った上で、「わかりません。できません」と素直に伝えます。
- わからないので、教えてください
- 知らないので、やり方を見せてください
- やったことがないので、助けてください
そうお願いすれば、必ず教えてくれる人がいます。
開き直って、素直に聞くことで、
ストレスがかかず、心が折れることもありません。
徹底的に落ちこむ
1から4のポイントをやってみても、
- うまくいかない
- また失敗してしまった
- 嫌なことを言われた
そんな時は、誰でも傷つくものです。
弱った時は、それを隠さずに、
徹底的に落ち込むことが大切です。
そして、受けとめてくれる人に相談しましょう。
- 一生懸命やったけど、うまくいかなったんだね
- あなたはよく頑張っているね
そう気持ちを受けとめてもらうと
- 自分のことをわかってくれる人がいる
- 自分には味方がいる
と思え、心が折れることはなくなり、力が湧いてきます。
誰にも悟られないように、一人で抱え込むから、
孤独感を感じたり、落ち込む自分を否定したりすることになるのです。
僕は、高校卒業後すぐに山崎パンに就職しました。
まだ若くて経験も浅かった当時、
思うように仕事ができず、結果も出せずに空回り、
上司に怒られてばかりで、毎日辞めたいと思っていました。
そんなある日、当時の僕にとって雲の上のような存在だった工場長が、
トラック前にいた僕の横にすっと来て、
「高志、お前が頑張っているのはよく知っているからな」
と声をかけてくれたんです。
僕が一生懸命やっていることを工場長はわかってくれている!
そう思った瞬間、ぐわっと一気にエネルギーが湧いてきました。
毎日辞めたいと思って、折れそうだった心が元気になり、
その後は辞めることなく、仕事を頑張ることができました。
終わりに
メンタルを強くするには、
強固になろうとしない!しなやかな柳になろうとすることが大前提です。
しなやかになることで、心がポキッと折れてしまうことがなくなり、
結果的に強いメンタルを手に入れることができるのです。
考え方のポイントは5つです。
- 信念や目的を持つ
- 戦わない
- 反省しない!改善に意識を向ける
- 開き直る
- 徹底的に落ちこむ
あなたがしなやかな強さを手に入れて、
心穏やかに過ごせることを心から願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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