パニック障害に悩む相談者
病院へ行くのも不安で怖くて、家に引きこもりがちです。
全肯定心理カウンセラー
藤村高志
相談者
でも、情けないですが本当に辛くて苦しいです。
藤村高志
一人で抱え込むと余計に苦しくなってしまいます。
この記事では、パニック障害になりやすい人の特徴と原因について解説します。
まずはこちらの動画をご覧ください。
パニック障害になりやすい人の特徴と原因のすべてを約7分の動画で完全解説しています。
最初に大切なことをお伝えします。
パニック障害は、怠け者でも、情けないことでもありません。
パニック発作は、頑張りすぎを示す体からのメッセージ「レッドカード」です。
頑張りすぎた結果起こる症状なので、頑張りすぎることを少し緩めるだけで、必ずよくなります。
目次
パニック障害になりやすい人の特徴
パニック発作を引き起こしやすい人の4つの特徴について解説します。
弱音を吐かない
- 我慢強い
- 泣き言を言わない
- 頑張り屋
いろいろなことを一人で抱え込み、弱音を吐かない人です。
まじめで完璧主義
- コツコツとまじめに取り組む
- 何でも完璧にやろうとする
妥協することを嫌がり、最後までやり遂げようと努力する人です。
人に頼らない
- 責任感が強い
- 一人でやろうとする
「自分で全部やらないといけない」と思って、人に頼らず、いろいろなことを背負い込む人です。
自責感が強い
- 自分が悪いのではないか
- 自分が足りないのではないか
- 自分がおかしいのではないか
自責傾向が強く、人のせいにしない人です。
つまり一言でいうと「辛抱強い人」です。
辛抱強い人が、さらに頑張りすぎて辛抱しすぎた結果、心と体が悲鳴をあげて、パニック発作が引き起こされるのです。
パニック障害の原因
なぜ、パニック障害になりやすい「辛抱強い人」になったのか?
その原因について、たくさんのクライアントさんの話を聞いて、わかったことがあります。
その原因は、小さい頃の生育環境が関係しています。
責められ追い詰められた
例えば、両親がとても厳しく、
- そんなことでどうするんだ
- ちゃんとしなさい
- こうしないとだめじゃないか
いつも責められ、追い詰められ、逃げ道のない環境で育った人です。
頼れる人がいなかった
例えば、両親が忙しかったり、構ってくれなかったりして、
- 寂しさも嫌なことも、我慢するしかなかった
- 自分でやらないと誰も助けてくれなかった
自分でどうにかしないと生きていけなかった環境で育った人です。
心の拠り所がなかった
例えば、両親が離婚したり、母親と死別したりして、
- 頼れる人が突然いなくなった
- 助けてくれる人がいない
- 甘えられる人がいない
心の拠り所となる、安心できる居場所がない環境で育った人です。
パニック発作が繰り返し起こる理由
そのような環境で育った人は、
- 自分でやらなければいけない
- ちゃんとしなければいけない
と、いろいろなことを一人で頑張ります。
そして、頑張っても頑張っても、
- 行き詰まって、どうすることもできない時
- 責められ、追いつめられた時
- 逃げ道がないと感じた時
- 誰にも頼れない不安を感じた時
心と体が悲鳴をあげ、それがパニック発作の症状としてあらわれるのです。
一度パニック発作が起こると、自分で自分をコントロールできない恐怖を経験します。
- 自分はどうなってしまうんだろう?
- 死んでしまうのではないか?
そう思って、パニック発作そのものがトラウマになります。
「またパニック発作が起きたらどうしよう」とパニック発作が起こることを恐れるようになります。
その結果、「どうしよう?どうしよう?」とさらに自分を追い詰めることになり、パニック発作が頻繁に起こることにつながってしまうのです。
終わりに
パニック障害は、怠け者でも、情けないことでもありません。
パニック発作は、頑張りすぎを示す体からのメッセージ「レッドカード」です。
パニック障害になりやすい人の特徴は、
- 弱音を吐かない
- まじめで完璧主義
- 人に頼らない
- 自責感が強い
パニック障害の原因(生育環境)は、
- 責められ追い詰められた
- 頼れる人がいなかった
- 心の拠り所がなかった
一度パニック発作が起こると、「またパニック発作が起きたらどうしよう」と自分を追い詰めることになり、パニック発作が頻繁に起こることにつながってしまいます。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
あなたの幸せを心から願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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