親の介護でイライラする…共倒れになる人と、ならない人の違い

こんな、ご相談をいただきました。

母の介護が始まって、2年になります。

心配だし、優しくしたい。

でも、同じことを何度も聞かれると、つい、強い言い方をしてしまいます。

母にイライラして、そんなことでイライラする自分も、嫌で。

兄はたまに顔を出して、「ありがとう」と言うだけです。

最近は、寝ても疲れがとれず、心も体も、いっぱいいっぱいです。

それでも、介護は続きます。

私は、どうしたらいいでしょうか。

・・。

しんどいよなぁ~。

そら、しんどいわ~。

優しくしたいのに・・。

優しくできんのんよなぁ~。(T_T)。

・・。

ほいで・・。

強く言うてしもうたあとに、

「なんであんな言い方したんじゃろ」って、自分を責めて。

夜、布団の中で、ぐるぐる。

・・。

今日は、そんな・・。

親の介護で、しんどくなってる人のための記事です。(^◇^)

介護には、コツがあるんです

介護って、40代くらいから始まる人が多いんです。

うちの奥さんも、そうです。

奥さんのお友達も、まわりがだいたい、そんな感じになってきとります。

・・。

でな。

これ、先に言うときますね。

介護は、コツをつかむと、ずいぶん楽になります。

根性でも、愛情の量でもないんです。

今日は、3つだけお伝えします。

① ひとりで抱えない

② 老いていく流れを、受け入れる

③ 悲しみを、消化する

この3つのうち、どれか一つでも欠けると、ものすごく重たくなります。

逆に言うたら・・。

共倒れになる人と、ならん人の違いは、この3つが揃っとるかどうか、それだけなんです。

ひとりで、抱えとらん?

まず、ひとつめ。

ひとりで、全部やろうとせんこと。

・・。

けどな。

これ、なりやすいんですよ。

兄弟が何人かおっても、近くに住んどるのは自分だけ。

長女じゃけ、自分がやらんといけん。

男の兄弟は、みんな「仕事、仕事」って言うし。

というか、あの兄弟には任せられん。

ほいで、気がついたら、全部ひとりで背負っとる。

そうなるとね。

自分の時間がなくなって、いろんなことを犠牲にして・・。

ほいで、あるとき、こう思うんです。

「こんなにやっとるのに」

・・。

イライラ、しますよね。

そら、しますわ。

そのイライラは、お母さんに対して怒っとるんじゃないんです。

ひとりで背負いすぎた分が、あふれとるだけなんです。

じゃあ、誰がやるん?

「ひとりで抱えたらいけんよ」

・・。

そう言うたら、こう返ってきます。

「じゃあ、誰がやるんですか」

・・。

ほんまに、そうなんですよ。

言うのは簡単でも、代わる人がおらんのじゃけ。

・・。

でな。

ひとつ、合言葉があるんです。

「地域包括支援センター」

・・。

うちの奥さんもね。

2年くらい前から、お母さんが、ちょっと分からんようになってきて。

「近いのは自分じゃけ」って、ひとりで抱えとったんです。

ほいで、しんどいしんどい、っちゅう話やったんじゃけど・・。

地域包括支援センターに相談したら、ぜんぜん違うたんです。

ケアマネージャーさんがついてくれる。

ケアプランを考えてくれる。

必要なサポートを紹介してくれる。

週に何回か、施設に行ってもらえる日ができて。

その間だけでも、自分の時間ができる。

・・。

これだけで、ほんまに楽になります。

「知らんかった」で、ひとりで背負い続ける人が、たくさんおられます。

まず、そこに電話してみてください。

親は、赤ちゃん返りしていくんです

ふたつめ。

これは、考え方の話です。

・・。

親が老いていくって、どういうことか。

ここを、先に分かっとくと、ずいぶん違います。

・・。

答えを言いますね。

子供返りする、と思うたらええんです。

ちょっとずつ、いろんなことができんようになる。

ちょっとずつ、忘れていく。

体のあちこちが、痛いようになる。

・・。

でな。

ここが大事なんじゃけど。

人は、0歳から20歳まで、ものすごい勢いで大きくなりますよね。

それと同じ勢いで、60歳、70歳を超えたら、下りていくんです。

僕も、60歳超えてますけどね。

・・。

これはもう、自然の流れなんです。

・・。

ほいで、ここを「そうならんように」って思うと、どうなるか。

「やってあげにゃいけん」

「元に戻さんといけん」

こうなるんです。

・・。

しんどいでしょう。

・・。

戻そうとするのを、手放す。

これが、ふたつめです。

そうなんじゃねぇ、って言うてあげる

じゃあ、どうするか。

・・。

自分が0歳から20歳まで、お父さんお母さんに見守ってもらったように。

今度は、こっちが見守る。

赤ちゃんの世話をするように、です。

・・。

分からんことを言うても。

「そうなんじゃねぇ」

わがままを言うても。

「そうなんじゃねぇ」

・・。

「そんな、とぼけたこと言わんとって」

「お金がなくなった、あんたが取った」

・・。

そういうことも、言われるかもしれません。

・・。

でもね。

それを、真に受けんことです。

赤ちゃん返りしよるんじゃねぇ、と思う。

・・。

それだけで、気持ちは、ずいぶん楽になります。

泣いて、背中をさすってもらう

みっつめ。

気持ちの問題です。

・・。

親が老いていくのを見るのは、悲しいです。

寂しいです。

・・。

この動画を撮っとるときにね。

うちの奥さんが、途中で泣いてしもうたんです。

・・。

そうなんですよ。

悲しいんです。

・・。

でな。

この悲しみとか、寂しさっていうのはね。

言葉にして、聞いてもらうことでしか、消化できんのです。

「そりゃそうよね」

「それは不安よね」

「寂しいよね」

そう言うてもらって。

泣いて。

背中を、さすってもらう。

・・。

そうすると、癒えていくんです。

うちの奥さんも、しょっちゅう泣いては、背中をさすってもらって。

そうやって、心のバランスをとってきました。

さすってくれる人が、おらんのんよね

・・。

ここまで読んで、こう思うた人が、たくさんおると思います。

「そんな、さすってくれる人なんか、おらんよ」

・・。

ほんまに、そうなんですよ。

介護しとるときって、ひとりで必死にやっとるんじゃけ。

・・。

そういうときはね。

自分で、自分の胸をさすったらええんです。

心理療法で「フォーカシング」というやり方があります。

・・。

けどな。

これ、自分でマスターしようと思っても、なかなか難しいんです。

やり方が分からんと、できんのんよ。

・・。

やり方さえ分かったら、自分でできるようになります。

そこだけ、一回、誰かに教えてもらうのが早いです。

いちばん残念なのは、こういうことです

・・。

最後に、ひとつだけ。

・・。

親と過ごせる時間は、もう決まっとります。

その最後の時間を。

喧嘩しながら。

イライラしながら。

兄弟にも腹を立てながら。

「なんで私だけ」って思いながら過ごすのは、ものすごく残念です。

・・。

穏やかに過ごせたら、いちばんええんです。

・・。

けどな。

穏やかにしようと思うて、穏やかになれるもんじゃないんですよ。

だから、順番なんです。

① ひとりで抱えるのをやめる → 荷物が軽くなる

② 老いていく流れを受け入れる → 戻そうとせんですむ

③ 悲しみを消化する → 心が保てる

この3つが揃うと、穏やかは、あとからついてきます。

ひとりで、抱えとらんですか

・・。

ここまで、いろいろ書きましたけど。

・・。

ぜんぶ、ひとりでやろうとせんことに、つながっとります。

・・。

介護のことも。

気持ちのことも。

・・。

毎月、無料のセミナーをやっています(少人数)。

そこでなら、「私の場合は、どうなんでしょう」を、直接聞いていただけます。

・・。

あなたが、ひとりで背負いこまんですむことを、

こころから、願っています。

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※少人数のため、先着順です。

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全肯定カウンセラー藤村 高志

全肯定カウンセラー藤村 高志

㈱スマイルプロデュース代表取締役
1965年山口県生まれ、大阪在住

考えすぎ・イライラ・人に振り回されて疲れた方の相談を17年。
のべ1万人。著書『まずは、自分をまるっと肯定しよう』(朝日新聞出版)

質問力・心理学・脳科学をもとにした心理カウンセリング、講座、
心理カウンセラーの育成を行う。

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