約1年ぶり、3月に96歳になった父との再会。
最近は、肺機能が低下し「酸素吸入器」をつけているそうですが、
まだまだ大丈夫!健在です! うれしーわー(^◇^)
僕は、父に会うたびに、
「もしかしたらこれが最後になるかもしれない」と
常に「一期一会の所存」で会っております。(^◇^)
そして、父が生きているうちに、
- 「父の本音、気持ちを、もっともっと深く知りたい」
- 「僕が思っていることや感じていることも、全部、素直に伝えたい」
と思っています。
面会時間は、約10分なんですが…。(^^;)
僕が40歳、父が80歳を過ぎるまで、
僕は「父のことが大嫌い」でした。
学生時代は、
- 同じ皿に盛られた料理は、気持ち悪くて一切手をつけない。
- 一緒に洗濯した服は「汚い!」と、自分で洗いなおす。
それくらい、父に対して「嫌悪感」を感じていたんです。
そして15年前、
心理学に出会い心理カウンセリングを受けて、
父に対する「嫌悪感」の正体が、
「母の言動の呪縛」だったことに気づきました。
母が、父のことを、
- 汚いものを見るような目で見たり
- 軽蔑するようなことばかりを言ったり
- 「ここがいや!あそこもイヤ!」
- 「ひどい男!優しくない男!冷たい男!」
ずっと、そう聞かされて育ったから。
父 = イヤな存在 = 嫌悪感
と、なっていたのです。
でも、よーく考えてみたら、
- 一度も、叩かれたり傷つくようなことをされたことがない
- 怒られたことすらほとんどない
- いつも尊重され、大事にされていた
めちゃくちゃ優しいお父ちゃんだったことに気づいたんです。
※父との写真はこれ1枚だけです。
「僕はお父ちゃんが好きだった!」
それに気づき、号泣したあの日の衝撃は、今でもはっきり覚えています。
40歳を過ぎるまで、
父を嫌い、避けていた分、父のことをほとんど知らなかった。
心が通い合ったことなんか一度もありません。
なんて残念なんだ!
だからこそ、この15年間、
いろいろなことを聞いてきたし、僕の気持ちも伝えてきたし、
親子の関係を、育んできました。
そして今回もまた、父が生きているうちに、
「どうしても伝えておかないといけないこと」
が、新たに見つかったので…、伝えた。
「あなたの子供に生まれてよかった」
※ウルウル声が震えて聞きにくいですが、よかったらどうぞ(笑)
父はいつも、僕の仕事がうまくいってるか聞くんです。
昔は、それがめちゃくちゃイヤで
「うるさい!」ゆーてましたが、
いまは、
「いつまでも僕の生活を気にかけてくれるんだなー」
と、心から思えるようになりました。
「おとーちゃんのお金は、子供3人で仲良く分けてくれよ」と言われれば、
昔は「わしらの心配はええけぇ!お金は自分の為に使いんさいや!」
と、突っぱねていましたが、
いまは、「父の愛情表現は、いつもお金やモノ」ってわかっているから、
「お父ちゃん。3人の為に残してくれてありがとーね」
「大事に使わせてもらうけーね」
と言えるようになりました。
酸素吸入器をつけてるいま、
体が動かなくならないように、毎日コツコツ体操を続けてる。
体があちこち痛くても、未来をよりよくしようと努力し続ける父。
かっこいい。
ほんとうの意味で自立している父。
そして、僕を支えてくれている妻に必ず感謝してくれる「優しい父」
この父の背中を、見てきたからこそ、
- 誠実、真面目
- 体を動かすこと、働くことが好き
- 人が好き。優しい
- 人のせいにしない
父のいいところが、僕の中にもたくさんあります。
お母ちゃんが見ていた父とは、まったく違う父を見てる。
それが、今は心から嬉しい。
おとーちゃん、僕はあなたの子供に生まれてよかった(^^)
「親が嫌い!」親との関係に悩んでいる方は、こちらをご覧ください。
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